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【終の住まい】子に頼らず60代までに自分で準備しておく理由と方法

img_final_abode.jpg自宅を終の棲家にし、最後の直前まで元気で暮らせることに越したことはありません。しかし、そのためには、60代までに準備しておく必要があります。

その理由とできるだけ自宅で過ごせる方法をまとめました。ご紹介します。

■自宅を終の住まいにし、子どもの助けを借りず老後を送りたい人が多数

終の住まいについてオウチーノ総研が、2014年5月に東京都内に住む50~69歳の男女556人を対象にした、終の棲家に関する調査がありました。

▼自宅を終の住まいにしたい人は約65%

どこを終の棲家にしたいと考えていますか?の質問に

第一位:『自宅』 65.9%
第二位:サービス付き高齢者住宅 13.8%
第三位:老人ホーム 9.9%

と答えており、自宅を終の棲家にしたいという方が、圧倒的に多くなっています。


▼子どもと同居望まない人は約66%

子どもとの同居について、希望を聞いたところ「同居したくない、もしくはどちらかというとしたくない」:66.3%
「同居したい、どちらかといえばしたい」:33.7%

となり子どもとの同居を望まない人が多いという事がわかりました。

「自由に暮らしたい」「子どもに迷惑をかけたくない」という事が理由としてあげられています。

▼子どもに介護は望まない

介護については、必要になった場合どうしてほしいか?の設問には
「子どもに介護してほしい」は2割弱  ほとんどが子供に介護される事を望んでいません。

▼自宅である終の住まいで、助けを借りずに暮らしたい人が多数

自宅を終の棲家にし、誰にも迷惑をかけずに暮らしたいというのが大多数の希望のようです。


■60代までに終の住まいを考えておくべき理由

上記のアンケートでは対象者が~69歳までだったため、比較的まだ元気なためこのような回答になっていたのかもしれません。


▼多くの人が 実際に終の棲家を考えるのは 実際に直面してから

実際に多くの人が「終の棲家」について考える時は以下の4つだと言います。


・自分の体力が衰えてきたとき
・住んでいる家で、住み続けることに自信がなくなったとき
・夫または妻が亡くなって、一人暮らしを余儀なくされたとき
・病気になったり介護が必要になったとき


あなた自身が病気になったり、体力が衰えてしまっては、迅速な判断や行動が出来ません。

▼「要介護認定」を受け始める平均年齢は75歳 それまでに対策を

少し前ですが、日経新聞にこんな記事が出ていました。

"厚生労働省の調査によると、要介護認定を受け始める平均年齢が75歳、認知症高齢者グループホームを利用している人の半数以上が85歳という。つまり、一般的に75歳までは介護を必要とせずこれまで通りの生活ができ、80代になると介護を必要とする度合いが進み、80代後半になると特定の介護付き施設に入居する可能性が高くなる。"

2012/1/4日経経済新聞より

▼特別養護老人ホームは要介護3以上でないと入所資格がない

2015年4月1日から特別養護老人ホーム(特養)は、要介護3以上でないと入所できなくなっています。(それまでは、要介護1でも入所可能だった)


現在でも入所に4年待ちなど、入所が難しいですが、今後も高齢化が進むと、より条件が厳しくなる可能性があります。

▼少子高齢化社会が高齢者は横ばいでも、それ以外の人口が減少

人口統計の高齢者の割合です。予測もありますが、2015年はすでに全体の人口は、下がり始めています。高齢者が横ばいになっても現役世代の人口減少によって、介護者の確保が難しくなってきます。

graph.jpg

2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所による中位推計
(出所)総務省、国立社会保障・人口問題研究所

▼子どもは自分の親に対して楽観的

シニアの終の棲家選びは、家族がかかわってきます。子どもは親について楽観的にとらえる傾向があり「うちの親は大丈夫」と思う人が多いそうです。


リフォームや建て替えを反対されて決断できないまま、いざとなった時、子どもの世話になり、やがて施設に入れられてしまう。というケースもあるようです。


▼決断を信じて、60代までに住み替えやリフォームを

ネガティブな情報ばかりになってしまいましたが、悲観していても何も始まりません。

シニアアドバイザーによると「子どもに相談はしても、最後は、自分の決断を信じ行動するコトが大切。そして住み替えやリフォームは、体力も気力も満ちている60代のうちにしておく方がよいでしょう。」と言います。


自分の将来を決めるのは、自分。と言う強い意志を持って決断してほしいと思います。


■自宅を終の住まいにするコツ

▼終の住まいは1階だけで生活できるように集約させる

週刊ダイヤモンドにも「100才まで安心できる"終の棲家"リフォームの極意」としてこのような記事がありました。

"子供たちが独立して部屋がたくさん余っているのであれば、思い切ったリフォームをするのもいいだろう。その際、介護を見据えて、1階だけで生活できるように模様替えするといい。寝室の近くにトイレ、浴室を設置するのも実用的だ。細かいことだが、全ての室内のドアは引き戸に変えた方がいい。トイレなどで倒れた際に、引き戸であれば簡単に外からでもドアを開けることができる。

「50代、60代という元気なうちに、前向きなリフォームでもいいし、思い切って終の棲家に建て替えてもいいし、とにかく準備しておけば、それこそ100才になっても安心だろう」"

出典http://diamond.jp/articles/-/75989

参考記事:弊社での、将来1階だけで、過ごせるように集約させた事例
【介護しやすい家】自宅の介護希望40%!車イス介護でも負担を抑える設計方法と事例


■50代以上のリフォームや住み替えを応援してくれる制度

とはいえ、心配なのはリフォーム資金や 住み替えた場合の自宅をどうするのか?が頭を悩ませる所だと思います。役に立ちそうな制度をご紹介します。

▼マンションや施設に住み替えた後、公的機関が家を借り上げてくれる制度

50代以上の方なら【マイホーム借り上げ制度】


▼亡くなった後に、リフォーム費用を払う制度

60代以上の方なら【リバースモゲージ】

■まとめ

自宅を終の棲家にするためには、事前の準備が必要です。気力耐力がある60代までに考え、行動しておくことが自分の希望に沿った 終の住まいを手に入れるコツではないでしょうか? 

あなたにとって終の住まいはどこなのか?早めに考えてみてはいかがでしょう。

参考資料:2014/05/15オウチーノ総研 都内在住50?69歳の男女556人を対象「終の棲家」に関する調査。
シニア暮らしの研究所 代表 岡本弘子さん 終の棲家選びはいつからがベスト?

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