50代の注文住宅 間取りのコツ ~大阪市~
お施主様はアクティブで友人が多く、山登りが趣味のため、建築士が山小屋を意識した内装を提案しました。将来も考えた作りで、介護が必要になってもスムーズにキッチン、お風呂からトイレまで移動できます。また設備も一階だけで暮らせるように集約されています。
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明かり取りと風通しを良くするためにオープンキッチンの上部に自動開閉式の天窓を付けました。風のとおりや方角を考えた設計なので、暑くなりがちな天窓も熱を逃がし、光と風だけを通します。臭いがこもりやすいキッチンも快適に料理ができます。
本瓦を使用した屋根のおかげで、暑さ寒さが楽になり夏場はクーラーの使用頻度が下がったそうです。家の前は、やや交通量の多い道路ですが、騒音が聞こえにくくなった。朝までぐっすりと眠れる。と喜んでいただいています。
ホール壁面に無垢板を縦に並べることにより、吹き抜け部分の高さをより感じるようにしています。縦にすることで、目の錯覚で広さも感じることができます。階段を上がるたび木の香りがする心地ち良いホールになっています。
手すりやリビングのドアには、オリジナルデザインを施し、ディテールにこだわりました。ほこりがたまると言われたため、掃除が楽になるよう、ドアの横桟を少なくし、手すりは握りやすいサイズをセレクトしました。
腰板の高さにこだわった和室、高すぎず低すぎず。バランスを大切にしました。窓際は畳が焼けて色が変わるとおっしゃる奥様のために、畳寄せの部分を大きく取りました。
正面から見た外観です。バルコニーの手すり部分を木にしたいと言われたのですが、地域の制限で使えなかったため、せめてと思いウッド風に×の形にデザインしました。
スペースを大きく取り、屋根の一部を伸ばして、庇(ひさし)となるようにしました。広いバルコニーでバーベキューや夕涼みが楽しめるようになっています。洗濯ものを干す時には、雨が降ってもかかりません。
重たい扉は大変だとおっしゃったため、日本古来の建具、舞良戸を使い、軽くて開けやすい収納扉にしました。開けやすく、そして収納しやすい納戸になり大変喜んでいただけました。
一階の脱衣所、お風呂はダイニングキッチンからフルフラットで、引き戸は大き目のものをセレクトしました。将来車いすになったときも移動がしやすいように配慮した設計です。
森の中にいるような、トイレに。将来のため、大きめの入口に引き戸をセレクトしました。無垢のフローリングを床、腰板、天井に使用しました。
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