水回りのメーカー決めれない人必見!プロが採用したいメーカーと最新機能

equipment-img.jpg住宅の新築やリフォームでの水回り選び、キッチンやトイレ、お風呂、洗面所、様々な設備が選択可能です。

新しい機能も充実しているので、目移りしてしまう。けれど、価格が合わなかったらどうしよう。そもそも選び方もわからないという、迷いや不安があるのではないでしょうか。なかなか決められない方のために、参考になるランキングと最新機能、選び方をご紹介します。

■プロの意見を聞いて参考にする

▼工務店やハウスメーカーにおすすめを聞く

希望を伝えて、担当者に聞いてみて下さい。

工務店やハウスメーカーは、「この設備メーカーとの取引が多いため優遇されている。」「キッチンのお勧めはこのメーカー。」「トイレはやっぱり●●●●。」と言うような経験や取引上の情報を持っています。

「どうしてそのメーカーを推薦するのか?」の理由まで、聞いておいてください。

▼例えばこんな声にはこういう裏側が

「長年使ってきたけど、施工しやすい」
・・・同じメーカーを取り付けしてきたから、クセをわかっており施工による不具合が起こりにくい。

「●●メーカーなら安くで入ります」
・・・そのメーカーの設備が気に入れば、予算が抑えられるかもしれません。ただし、工務店やハウスメーカーの利益率が良いという場合もあるので価格だけに左右されず、自分の気に入った設備を見つけましょう。

「トイレはほとんど●●しか使ったことがない」
・・・業界の中でメジャーな位置づけで、後々のメンテナンスも含めて不都合が少ないのでしょう。特に強い希望が無い場合、従っておいた方が良いかもしれません。

▼プロが採用したい水回りメーカーを参考にする

【日経ホームビルダー調べ「プロが採用したい設備メーカーランキング2015」】

順位だけでなく、あなたの重視したい項目の点数を参考にすると良いでしょう。

■システムキッチン
プロが採用したいシステムキッチンメーカー

リクシルとわずか0.1ポイント差ですが、TOTOが年々順位を上げ、ついに1位になりました。

■システムバス(お風呂)
プロが採用したいユニットバス

■トイレ
プロが採用したいトイレ

トイレはトータル面と機能性でTOTOが群を抜いています。

出典:日経ホームビルダー記事
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/120100280/
2016/8/17 2015年版に更新

▼どんな機能があるのかショールームで調べる

とはいえ、最新機能や使い勝手などはメーカー自身が良く解っています。ハウスメーカーや工務店の担当者と相談し、いくつかメーカーの候補を決めます。そして、ショールームに足を運んで実際の使い勝手を体感しましょう。メーカーの専門アドバイザーが分かりやすく説明してくれます。

▼要注意!ショールームに行く前に工務店やハウスメーカーに連絡

ショールームに自分たちだけで行って決めてしまうのではなく、前もって、工務店やハウスメーカーに連絡しましょう。同行しなくても、専門的な情報(サイズや予算など)をショールームに提示してくれます。

販売代理店制を取っているメーカーがほとんどです。
何も伝えずにメーカーで見積もりを取ってしまうと、工務店やハウスメーカーに入る設備機器の価格が変わってしまうこともあります。そうなると、あなたの見積もり価格も変わってしまうかもしれませんので注意してください。

■最新の住宅設備機能をまとめ

▼【システムキッチン】掃除・収納・便利 最新の機能や設備

equipment07.jpg■掃除しやすいキッチン
・レンジフードは凹凸が少なくなり、分解も簡単になってきています。スイッチ一つで自動で洗ってくれるレンジフードというのもでてきています。

・シンクは、撥油・撥水加工で汚れに強いものや、シンクや排水溝のリングを無くし、継ぎ目をフラットな形状にしたり掃除しやすくなっています。ゴミが滑って流れるように傾斜がついたシンクまで出てきています。

equipment04.jpg■節約できる水栓
たくさんに水を使うキッチンは、節水タイプが主流です。空気を含むシャワーで、出る水を少なくしたもの。
手元のセンサーを使ってタッチレスでストップできるもの、足元スイッチでストップできるものなど、出しっぱなしを簡単に防ぐ事ができます。

equipment05.jpg■大容量収納
引き出し式収納が主流になってきていて、大容量の鍋類を収納できます。また、開き戸のように屈んだり手前のものを避けたりせず、鍋などを取り出せます。吊戸棚は、地震時自動ロックがかかるような機能もあります。

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■音が静か
水がシンクに当たる音が静かな「サイレントシンク」があります。図書館と同じくらいの静かさなので、洗物をしながら会話やテレビを楽しむ事ができます。

▼【システムバス】保温・掃除・デザイン最新の機能や設備5つ

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■保温性能がアップ
ユニットバス内の保温性はもちろん、床もヒヤットしないものが出ています。お湯が冷めにくい構造のバスタブは4~5時間たっても2.5度以内の冷め方で、追い炊きの回数が減らせ、光熱費が節約できます。

equipment09.jpg■掃除が楽になる機能
特殊な表面処理で、水はけが良く水分が残りにくい床、ゴムパッキンがバス側にないドア、すっきりした形の排水栓、白くなりにくい鏡など、掃除がしやすい加工や機能が備わったものが出ています。

排水溝は、うずの力でゴミをまとめ簡単に捨てれる形状になっていたり、コーティングされていてキレイが続くように工夫されてています。

equipment11.jpg■選べる豊富なカラーデザイン
様々なデザインやカラー、テクスチャーの壁パネルや床材が発売され、好みに応じて選べるようになっています。

equipment12.jpg■リラックスできるバスタブは種類が豊富
半身浴や、子どもさんと一緒に入るのに便利なベンチタイプやワイドタイプ、
背中の曲線やヘッドレストでリラックスできる形状など、さまざまな形が出ています。
ユニットバス以外には、信楽焼きのバスタブや七色に光るバスタブなどもあります。

equipment10.jpg■その他リラックス機能
打たせ湯や首元からお湯が流れるもの、美肌ケアができるシャワーや、気分によって変えられる照明などお風呂のリラックスタイムを充実させる機能やアイテムが登場しています。

▼【トイレ】節水・掃除・デザイン・最新の機能や設備6つ

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■節水機能は当たり前
各社、仕組みは違いますが 節水が当たり前になっています。1990年代のトイレは13~20リットルの水を使用していたのが、今は4~6リットルと約半分以下の水で流せます。

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■掃除しやすさも当たり前
フチや裏を無くしたり、シャワーノズルを収納することで凹凸をなくし、掃除しやすくしています。
TOTOとLIXILでは、お掃除リフトといって便座とウォシュレットの間が自動で上がり、隙間も掃除できるようになっています。

equipment14.jpg■便器の中も掃除が簡単
各社、除菌水やバブル、プラズマクラスターなど便器の中も汚れが付きにくく、掃除を楽にしてくれる機能がついています。除菌水フィルターはアンモニアの臭いも解消してくれます。

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■タンクレスのデザインでスッキリ
タンクのないトイレは、掃除もしやすくデザイン的にすっきりと見えるため、選ばれる方が増えています。
デメリットは、水圧の低いところは使えなかったり、手洗いが別に必要な事があげられます。

equipment19.jpg■ふたも自動で開閉
トイレのふたが人を自動で感知し開閉します。

「不衛生なふたを触らなくて良い。」「ご主人が閉めないので代わりに占めてくれて助かる。」「便利で楽だ。」と言う反面、
『壊れたときに修理が必要。』『子どもが怖がる。』『自動が当たり前になり、他で閉め忘れる。』『何度も開け閉めするのでもったいない。』

という意見もあります。

equipment18.jpg■その他の機能
便座横の吹き出し口トレイに、香りを含ませることで香るトイレや、トイレのリモコンにSDカードをセットする音楽を聴くことができる機能など。基本以外の機能も充実してきています。

■スムーズな住宅設備機能の決め方

自分たちの中で3つの優先順位をつけて考えてみましょう。

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1.何を置いても、必ず欲しい機能
2.予算が許せば欲しい機能
3.一般的な機能だけで、特にこだわりのない場所

この3つをご家族でリストアップ。先に決めておくと、スムーズな住宅設備機器選びが可能になります。

■住宅設備決め方の3ステップ

■ステップ1
まずは、「3.一般的な機能だけで、特にこだわりのない場所」の設備を家族で決めます。
その家族によって、洗面所だったりトイレだったりします。一般的とはいっても10年20年前とは比べものにならないくらい工夫され、機能は向上しています。今の不満を改善するものは手に入るかと思います。

■ステップ2
機能にこだわりのある場所は、自分たちの家で最大限可能な設備プランをつくります。そして、その機能の中で「1.何を置いても、必ず欲しい機能」「2.予算が許せば欲しい機能」に分けます。家族で異なる場合もありますが、誰がどれくらいの期間使うのか?という点も考慮しながら話し合いましょう。

■ステップ3
「1.何を置いても、必ず欲しい機能」から順番に予算と照らし合わせて、決定していきます。しかし多少予算をオーバーしても、それが長い満足を得る場合もあります。人によってデザインだったり、機能だったりしますが、一度リフォームするとほとんどの人は、数十年はそのままです。後で後悔のないように、自分たちの性格や経験も考慮して慎重に決定してください。

■【プロが採用したいシステムキッチンメーカー順】大阪の各ショールーム11カ所

大阪の設備機器メーカーのショールームは、現在(2015.6)グランフロント大阪に集中しています。機能を体感するのにまとめて回ってみても良いかもしれません。

▼リクシルLIXILショールーム大阪

グランフロント大阪
http://showroom-info.lixil.co.jp/kinki/

▼クリナップショールーム大阪

梅田阪急ビルオフィスタワー
https://cleanup.jp/showroom/info2/kinki/osaka.shtml

▼パナソニックセンター大阪リビングフロア

グランフロント大阪
http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/access/detail.jsp?srcd=48

▼TOTO大阪ショールーム

梅田阪急オフィスタワー
http://showroom.toto.jp/showroom.aspx?sr=409

▼タカラスタンダード大阪HDCショールーム

グランフロント大阪
http://www.takara-standard.co.jp/showroom_search/prefecture/osaka/index.php

▼トクラス(旧ヤマハ)大阪ショールーム

グランフロント大阪
http://www.toclas.co.jp/showroom/osaka/

▼トーヨーキッチン大阪ショールーム

大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル
http://www.toyokitchen.co.jp/ja/showroom/osaka.html

▼サンワカンパニー大阪ショールーム

グランフロント大阪
http://www.sanwacompany.co.jp/shop/pages/showroom_osaka.aspx

▼永大大阪ショールーム

大阪駅前第一ビル
http://www.eidai.com/showroom/#umeda

▼ナスラック大阪ショールーム

大阪府大阪市中央区本町1丁目7-7WAKITA堺筋本町ビル
http://www.nasluck.co.jp/webapp/showroom/sr_dtl.asp?office_cd=0310

▼ノーリツ大阪ショールーム

大阪市淀川区宮原3-5-24新大阪第一生命ビル1F
http://www.noritz.co.jp/product/showroom/osaka.html

■まとめ

最新の設備器機は、収納も機能もきっちりと考えられているものがほとんどです。設備をきちんと選択することで、今よりも家事が楽になったり、暮らしやすくなります。

家事の時間が減って、他の楽しみが増えた。家族全員が使いやすく快適になった。今までの不満が解消された。など理想の暮らしが手に入ります。

しかし、高いだけで、こんな機能は必要なかった。ということも後で起こり得ます。新しい機能ばかりに目をやらず、自分たちの暮らしに合った設備器機を選択するように心がけて下さい。そのためには、自分の暮らしに合った設備器機を冷静かつ客観的に見て、提案してくれるアドバイザーを選びも大切にしてください。

大阪近郊であれば、冷静に客観的に見てくれるベテラン建築士による建築相談を無料で承っております。

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