良い土地の選び方「環境・地盤・価格」3つを簡単に調べるサイト紹介!

家を建てる時に土地探しを行うあなたが気になる点は「環境・地盤・価格」の3つではないでしょうか?長く住むわけですから周りの環境は大事です。地震が心配という方は、家を建てる地盤が気になります。また、予算もあるでしょうから価格だって知りたいはずです。

「環境・地盤・価格」を簡単に調べる事ができるサイトを集めてみました。『良い土地選び』の参考にしてみて下さい。

決まった土地がある方も、下記のリンク先ページで調べてみると良いかもしれません。

■住みやすい環境を調べる

良い土地と言うのは、周りの環境が大事です。あなたがが思う「良い環境」とはどんなところですか?

どんな土地がいいのイメージイラスト・駅から近くて治安のいいところ
・近くにスーパーコンビニがあるところ
・病院、歯医者、幼稚園、小学校が近いところ
・実家から近いところ 等など、

人それぞれですが、駅から近いところは、土地の価格も上がるので、何を優先させるのかを考えて選ばなければなりません。

▼環境を調べる手順

【1】家族会議で、何を優先させるのかを決める
【2】優先事項を満たした土地を絞る
【3】実際に散歩する

周辺を(曜日時間帯を変えて)歩いてみて下さい。子どもさんやペットを連れて散歩してみると、周辺の方が声をかけてくれるかもしれません。聞きやすそうな住人の方がいれば、住みやすい街かどうか聞いてみるとよいでしょう。

▼周辺環境の点数をつけて数値化してくれるサイト

howtoti09.jpg忙しくて行けない。遠いので簡単に行けない。という方は、不動産屋さんが開発したこんなサイトがありました。

飲食店や、スーパー 保育園の近さなどの項目から点数をつけて、周辺環境を数値化してくれます。保育園の待機児童の割合まで出してくれています。参考にして見てもよいかもしれません。某アニメのスカウンター風になっています。

⇒住所を入力してしばらく待つと、数値が左上に表示されます。右上の「点数の詳細」で算出方法が表示されます。
http://chintai.30min.jp/site/check/

■地盤や地震や災害の危険度を調べる9つの方法

土地探しからの家作りを考えている方が、地震や土砂災害のニュースを聞くと、やはり心配になるのが地盤です。地震よる液状化、昔浸水した土地など気を付ける点はたくさんありますが、どうやって調べればいいのでしょう?

ただし、大阪圏や首都圏などを中心に人口の3割は、「お豆腐」のような軟弱地盤に住んでいます。備えは忘れないようにしたいものです。

コチラも参考に
建築士なら誰でも知ってる【地震に強い家】にする方法
地震の「縦揺れ」と「横揺れ」無視してよい揺れ方とは?

▼地震が特にが起きやすい地域はどこか調べる

howtoti01.jpg

こちらの、防災科学技術研究所のこちらの地質図では「今後30年で震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」が高いところは、濃い赤色で示されるようになっています。
http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

▼地震が来たときの揺れやすさを調べる

howtoti10.jpg揺れやすさの目安が分かります。住所を選択するだけで表示されます。
上記の防災科学技術研究所「地震ハザードステーション」をもとに分かりやすく作られています。

http://www.asahi.com/special/saigai_jiban/

▼活断層が近くにあるか調べる方法

howtoti03.jpg地盤ネットというサイトで活断層がどこにあるのか調べれます。
多少の誤差はあるせよ、活断層の位置が赤い線であらわされています。
⇒下記リンク先 左上の枠に住所を入力して「検索」
表示されたら、右の「活断層マップ」にチェックを入れます。

http://www.jibanmap.jp/map/main.php/

▼昔その土地が何だったか調べる方法

howtoti04.jpg同じく地盤ネットで住所を検索し「旧盤地形図」にチェックを入れます。
また、hanrei.jpgをクリックすると記号の意味が表示されます。

あなたが住みたい場所や住んでいる場所が、昔、田んぼだったのか、沼だったのか、池だったのかなど調べるのに役立ちます。

新たに家を建てるなら、昔、沼地や池であったところは出来るだけ避けるべきでしょう。地盤が弱いだけでなく、床下や、押入れがカビやすくなったりします。

すでに住んでいるという方は、その事を家族で共有しておくことが大切です。そして、建て替えの際はキチンと調査し、しっかりとした基礎工事を行う事をお勧めします。

http://www.jibanmap.jp/map/main.php/

▼液状化しやすい場所を調べる

howtoti05.jpg液状化しやすい場所も同じサイトで調べることができます。

「自治体液状化ハザードマップ」にチェックを入れます。地域を選択します。hyouji.jpgをクリックすると確認画面が表示されますので、よく読んでから「同意する」をクリックします。
広域にしなければ見えない地域もありますが、色別に表示されます。hanrei.jpgで色の意味が表示されます。黄色、オレンジ、赤と液状化しやすい地域という事になります。

http://www.jibanmap.jp/map/main.php/

市町村発表のサイトがいいという方は、こちらからも調べることができます。(市町村によって、発表の有無はあります。)

howtoti02.jpg⇒下記リンク右上の【災害選択】を「地盤被害(液状化)マップ」に変更してください。
黄土色で表示された地域が『被害マップインターネット公開市町村』です。クリックすると市町村ページにリンクし確認することができます。(市町村によって分かりやすい、分かりにくいはありますが)
http://disapotal.gsi.go.jp/bousaimap/

▼地盤改良工事が必要かどうか調べる方法

howtoti06.jpg同じサイトで、「地盤ネット判定マップ」というところにチェックを入れるとmaru.jpg「地盤改良工事不要」やsannkaku.jpg「地盤改良工事必要」の地図が表示されます。あなたの住みたい周辺地域で、調査地点があれば参考になるかもしれません。

http://www.jibanmap.jp/map/main.php/

▼地名から調べる方法

地名で、昔そこに何があったのかを知ることもできます。「川、沼、池、田」等の文字が入る地域のほかに「水辺に住む動植物の名前」が地名についていたりします。

過去に水害があった地域には「カワチ(川内)、ナダ(灘)、ウシ(牛)、サワ(沢)、フカ・フケ(深)、リュウ(竜)」等の文字を含んでいることがあります。※

開発などで名前が変わっている場所もありますが、そういったところは、地盤が弱い可能性が高いでしょう。

※(国土交通省のHPより)

▼土砂災害や災害履歴を調べる方法

howtoti07.jpg災害は何も地震ばかりではありません。土砂災害や水害なども調べておきたいものです。

同じサイトばかりで恐縮ですが、こちらもチェックを入れるだけで調べる事ができます。「土砂災害危険個所マップ」にチェックを入れると、山の周辺で危険状況を知る事ができます。

「災害履歴図」にチェックを入れると過去の災害を知る事ができます。大阪は水害が多く、神戸周辺では阪神大震災の時の地震や液状化現象が起こったという事が分かります。

http://www.jibanmap.jp/map/main.php/

■レポートで地盤生活防災情報を手に入れる方法

-追記2016/11/28-

jiban-sapo-morohuku-HP.jpg詳細ではなく、簡単に一覧にして見たいという方は、こういったものもあります。
「地盤サポートマップforU」
地盤調査会社が、作ったシステムです。


http://www.j-shield.co.jp/1million/cp2.htm

住所を入力すると情報が表示され、レポートを作成するをクリックすると、PDFが作成されます。弊社ので試してみましたが、「もっとも新しい時代の地層」で地震時揺れやすいようです。
地盤サポートマップ地盤調査PDF

弊社は50年ほど前からこちらの地域で営業しているのですが、元々この辺りは、水田や泥田が広がっていた場所なので地盤がゆるいのです。
jiban-sapo-morohuku-zentai.jpg

※地耐力は、ジャパンホームシールド(株)がこれまでに解析した地盤の評価結果を示したものです。地盤の評価は、建築する建物をもとに解析を行ったものでありその土地の最大の地耐力を示すものではありません。また、地耐力は行った時点での評価であり、その後の変化等により変わる場合があります。

・強い地盤・・・鉄筋コンクリート造、鉄骨造など重い住宅を支えられると評価した地盤
・やや強い地盤・・・鉄骨造や3階建などやや重い住宅を支えられると評価した地盤
・ふつうの地盤・・・木造住宅など軽い住宅なら支えられると評価した地盤。やや重い住宅は、地盤対策が必要
・弱い地盤・・・何らかの地盤対策が必要と評価した地盤

■価格が妥当か調べる

そして、一番気になるのが、不動産屋さんが提示した、土地の価格が妥当なのか?ということ。参考程度に調べる方法の一つとして、国土交通省が出している土地総合情報システムがあります。

▼実際に取引された土地の価格を調べるサイト

howtoti08.jpgこちらの「不動産取引価格情報検索」サイトで『時期・種類・地域』を決めて検索すると、過去、実際に取引された価格を調べる事ができます。

国土交通省「不動産取引価格情報検索」

参考にして判断してみてもよいでしょう。

▼土地は高くても安くても双方が合意すれば取引成立する

ただし、土地には、実勢価格というものも存在します。周辺地域より多少高くても、安くても実際に双方が納得すれば売買が成立します。

相手がその土地が貴重であると判断すれば、高くても購入します。人気があれば値段が上がります。もちろん、その反対もあります。

お互いが納得すれば(常識の範囲内で)取引が成立する。ということも頭に入れておかなければなりません。

▼信頼できる不動産屋を見つけるコツ

不動産屋さんが信用できるか、できないかは、あなたがある程度の知識を身につけ、理解を深めておくことで判断することができます。その時の注意としては知識をひけらかさず、後でこっそりと調べるということです。

そして、信頼できる業者を見つけたなら、後は希望だけを伝えすべてを任せることです。

信頼できる人なら、不動産屋さんはその道のプロ。あなたの希望と「あなたを信じています。」という言葉を伝えるだけで、しっかりとあなたのために動いてくれるでしょう。

▼実は、いい土地は出回らない

でも実は、
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■まとめ

日本の都市圏は、ほとんどの地域がお豆腐やプリンのような軟弱地盤です。だからといって、地盤だけを優先してすべての環境をあきらめますか?地盤が軟弱な場合は、改良を行う等の方法があります。

100%の土地を探そうとせず、あなたとご家族でオリジナルの優先順位を決め、解決策や妥協点を探りながら決める事をお勧めします。

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