東大阪市の築36年以上の木造住宅の自宅、5000円で「耐震診断」する方法

南海トラフ地震で東大阪市の震度予想 南海トラフの被害想定によると、東大阪市で予想される”最大震度は6強”

また、大阪全体の建物被害は、最悪のケースで 全壊が33万7000棟 
7700人の死者が想定されています。

あなたのお宅は安心ですか? まずは知ることから始めてみませんか?
今回は、弊社のすぐ隣町 東大阪市でほぼ5000円で「耐震診断」する方法について調べましたのでご紹介します。

画像出典:http://www.asahi.com/special/nankai_trough/より東大阪市を出力

■東大阪市の耐震診断 1番最初に確認する2つの事

あなたが今住んでいる木造戸建て住宅(自己所有・建築確認あり)市の補助を使って耐震診断 してもらいたい。その前に2つ確認する必要があります。

▼1.建築確認を受けた年月日が、昭和56年5月31日以前かどうか?

建築時期の確認ができる書類で建築年月日を確かめてみましょう。

現在のところ
建築確認を受けた年月日が、昭和56年5月31日以前
新耐震基準以前に建てられたかどうかが、要件になっています。

建築確認済証
検査済証
固定資産税証明書
登記簿謄本

などで確認してください。

▼2.在来軸組工法かどうか?

在来工法(木造軸組工法)は、柱と梁筋、すじかいを組み合わせて作られた建物のこと。現在、日本の木造住宅の主な工法の1つ。
ツーバーフォーについては対象外です。

また、混構造と言って、木造と鉄筋コンクリート造を併用した建物も対象になりません。

■東大阪市の耐震診断はいくら?

▼自己負担はほとんどの人が5000円

【木造住宅】(在来の軸組工法に限る)
補助金の額は耐震診断にかかった費用の10分の9以内とし、1戸当たり45,000円を限度額とする。 ただし、耐震診断費用は1,000円/平方メートル以内とする。 
出典:http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000005735.html/東大阪市耐震診断補助制度

耐震診断費用は5万円というところが多いので、45000円補助で、実質5000円ということになります。家の広さによっては、それより多く費用がかかることもあるので最初に確認しましょう。

■自分で探すのが大変なら、木造住宅「耐震診断員」派遣制度が利用できる

東大阪市では、診断員を派遣してくれる制度があります。

▼耐震診断を所有者負担5000円で行ってくれる

一戸建て木造で広さにもより異なりますが、負担5000円ほどで診断してくれます。

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*のべ床面積・・・・・各階の床面積の合計

▼対象の建物条件は同じ

上記と同じく

昭和56年5月31日以前に原則として建築確認を受けて市内に建てられた、自己所有の木造住宅(一戸建住宅、長屋住宅及び共同住宅)で地上3階建以下のもの。

▼耐震診断員だけでなく、耐震アドバイザーの派遣も行っている

木造住宅の耐震診断を受けた人向けに、東大阪市は耐震化のアドバイスを無料で行ってくれる耐震アドバイザーも派遣しています。
具体的には、耐震診断をした後、耐震工事の費用や耐震方法などの相談に乗ってくれます。

耐震診断と同時派遣が可能です。

▼民間の”耐震診断無料”とどう違うの?

「耐震診断無料」と謳っている民間業者は多くあります。どう違うのでしょう。

民間業者は営業活動の一環として「無料耐震診断」を行っています。行政の派遣診断は、外部の公的建築団体に委託しあなたの支払った額の差額を税金から支出しています。

不安であれば、市の耐震診断を受けるのがよいでしょう。でも、その後リフォームや建て替えを考えているなら、業者の無料診断で、対応を見るのも選定方法の一つかもしれません。

ただし、飛び込み訪問による耐震診断はトラブルが多いので避けたほうが無難です。

参考に
リフォームトラブル事例と対処法 巻き込まれないために確認する4つの項目

■東大阪市で「耐震診断員」派遣制度を受ける手順

東大阪市で「診断員派遣制度」を利用する場合、市が窓口になって診断をする団体に連絡してくれます。
費用は当日、診断員に支払うという手順になっています。

手軽なので利用しやすいかと思います。

大東市では、自分で耐震診断員を探す必要がある

▼1.東大阪市 建設局 建築部 建築指導室 指導監察課 で相談

東大阪市 建設局 建築部

電話: 06(4309)3245

月曜日~金曜日の9時~17時30分(祝日、12月29日~1月3日を除く)

直通でつながりますので
「「耐震診断員」派遣制度について・・・」と聞くと詳しく教えてくれます。

耐震診断だけでなく耐震補助についても疑問をすべて解消しておきましょう。 手順についても教えてくれますが、調べましたのでご紹介します。

▼2.連絡先を言って派遣制度を申し込む

東大阪市の窓口で「『耐震診断員』の派遣をお願いしたいのですが」と伝えると、連絡先などを聞いてくれますので、日程調整などを行います。

▼3.建築士が診断に来てくれる

東大阪市から依頼された、団体に所属する建築士が派遣され、調べてくれます。

▼4.費用を払う

耐震診断員さんに費用を払います。

▼5.診断結果を見ながら検討する

耐震診断と同時に耐震アドバイザー派遣もお願いできるので、アドバイスを聞いたほうがよいでしょう。

その上で耐震工事を行うのか、建て替えるのか家族で話し合ってみましょう。

■まとめ

東大阪市は、費用負担はありますが、他市と比べると耐震診断が手軽に行えるようになっています。 自宅の耐震強度を知っておくことは大切なことです。

ただし(今はだいぶ減ったとはいえ)耐震診断は、悪意ある業者によく利用された手法でもあります。来られた診断員の名札をチェックする、事前に費用を確認するといったことは怠らないようにしてください。

東大阪市耐震アドバイザー派遣など について詳しくは、東大阪市 建設局 建築部 までお尋ねください

2017/6月現在の情報です。
http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000005734.html