代表あいさつ

▼ 夢を形にしていく

西規夫写真1会長の西規夫です。
昭和43年11月大阪市にて父親と西一工務店を創業し、現在に至っております。

私は、少年期からの夢が建築をすることであり、家を造ることでした。

その想いは今も変わっていません。
私が作業に従事しているときは、仕事に向き合っているというよりも夢に向き合っていると言ったほうが正しいと思います。

キャンパスに描かれた1枚の絵を立体的な物体に仕上げるまでには、仕上げ材料・構造等を検討しながら図面化し、さらには施工図(製作図)を作成して各部の収まり・詳細寸法等を決定していくという過程があります。

ここまでの過程の中に、住む人の想いを全て織り込んでいきます。
どんな生活を実現したいのか。どんな人とどう暮らして行きたいのか。
どんな不便を解消したいのか。そういった想いに真剣に耳を傾け、実際に図面という形式になって行きます。

そうしてできた施工図通りに施工することで、夢が形になるわけです。

▼ 教科書通りでは絶対にわからない。住宅を作るのに最も必要な事とは?

私は、住宅を手掛けて40年以上が立ちます。
多種多様な住宅を設計及び施工してきましたが、私がこの世界に入って5~6年の頃に、ある著名な設計士による設計の住宅に携わったことが、私に大きな影響を与えました。

その頃は、学校を卒業してから3~4年ですから、建築というものの教科書をマスターし、そろそろ脱皮し始めたと感じる頃でした。
基礎、躯体、屋根、外壁、内装…と基本的には同じ作業を繰り返しますから、何回も仕事をこなすことで、「住宅」というものがわかったような気になっていたころです。

しかし、その著名な建築士の設計に関わったことで、私は大きな衝撃を受けました。
一言でいえば「建築」の奥の深さを感じた、という感じです。
ある程度経験を積むと、どのように設計をしたら良いのか、大体のことはわかり、一通りのことはできるようになります。

しかし、その建築士の設計した住宅を見ると、明らかに普通の住宅とは印象が違っていました。その空間にいるだけで心が安らかになり、落ち着きを感じるような空間になっていたのです。

私はその違いはどこから生まれるのかを考えました。

そうして詳しく見てみると、日常生活している部屋の中で私たちが何気なく目にしている窓、入り口の形などではなく、窓と壁の境界にある枠(額縁)の材質、形、壁からの出、入口枠の形状、建具の納まり方など、細かい部分に配慮して作られていることがわかったのです。

私は、細かい箇所の配慮の仕方で、これほど目で見たときの感覚が変わるものかと思い知らされ、住宅ではきめ細かい気配りの大切さを身をもって経験しました。

そして、心の落ち着きを感じる住まいというのは、こういった細かい設計によって作り出されるものなのだということを深く理解しました。
これは、教科書通りにやっているだけではたどり着かないところだと思います。

それまでは、住宅とは
「人間が快適に住め、明るくて風通しがよく、生活に不便さを感じないで、地震、台風に強く、更に雨漏りなどせず安全に生活できる空間」
である。そして、それをクリアするだけでよいと思っていました。

しかし、その建築士の方との出会いによって、住宅とは

「そこで生活するだけではなく、生きていく空間」でなければならないということ
「”身”のみならず”心”をも休める空間」が必要であること

を強く認識したのです。

この経験は私に大きな影響を与え、住まい工房にしいちの持つべき姿勢として現在も研鑽を続けています。

▼ “あなたの夢”を実現します

住宅とは、愛を育み、家族を作り・守り・育てる神聖な場です。そして、喜びも悲しみも、全て包んで守ってくれる大きな母親の懐です。そんな大切な空間の創造に携わることができるのは、建築家として最高の喜びです。

西規夫写真2 私たちは住む人が愛し、愛される家づくりのために、細かい気配りを大切にしながら豊富な経験と最高の技術を駆使します。

ただ単に雨露を凌ぐための箱ではなく、その中に住む人のことを考え、 利便性を兼ね揃えながらも実用的でくつろげる空間を作ってこそ、本当に喜ばれる住まいが完成していくと思っております。

あなたが今悩んでいること、考えていることをお伝え下さい。 あなたの理想を形にすることが私たちの仕事です。

決して妥協せず、あなたの夢を実現させて頂きます。