> > 地震の耐震性コレは知っとくべき「耐震の真実」と知ってたら鼻高な「地震トリビア」

地震の耐震性コレは知っとくべき「耐震の真実」と知ってたら鼻高な「地震トリビア」

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大地震が起こると注目され、しばらくすると忘れられてしまう地震。

日本人は多くの地震を体験しながら、試行錯誤してきました。自分の身を守るために知っておくといい、プロの間では当たり前だけど、一般的には知られていない耐震の考え方と、地震トリビアをご紹介します。


■ 家の耐震、実は・・地震の大きさを2段階で考えている

家の耐震は、コストとのバランスを考えて、地震を2段階に分けています。


▼ 「よく起こる地震」と「まれに起こる大地震」で分ける

建築基準法での目標の耐震性は、
「よく起こる地震で被害が"軽く"」
「まれに起こる大地震では、"人の安全を確保すること"」

 この新耐震基準では,まず,よく起こる強さの地震に対しては建物の被害は軽くてすむことを目標にしています。しかし,建物の寿命の内に一度起こるかどうかという強さの地震に対してはかなり違ってきます。この場合は,建物にある程度の被害がでてもいいが,建物の中もしくは周辺にいる人に被害がでないようにすることを目標にしています。そのためには,建物が倒れたりしないようにしておくことが必要になります。つまり新耐震基準の目標は,地震によって建物がこわれないようにすることではなく,「建物を使う人の安全を確保する」ことと言えます。
出典:日本建築学会(市民のための耐震工学講座)http://www.aij.or.jp/jpn/seismj/lecture/lec9.htm

どんな震度でも、人の安全がメインであることに注目です。


▼国土交通省にでは"程度"という言葉で震度が表されている

■中規模地震(数回遭遇する地震):震度5強程度
■大規模地震(1度遭遇する地震)「阪神・淡路大震災クラス」:震度6強~7に達する程度

とあります。

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国土交通省(建築基準法の耐震基準の概要)http://www.mlit.go.jp/common/000188539.pdf


▼ 両方の文章をつなげるとこうなる

国土交通省と建築学会の文言をつなげると


■震度5程度のよく起こる(数回遭遇する)中規模地震 ⇒ 
被害が軽く大きな損傷をしない(簡単な補修で再度使える)


■震度6強~7程度のまれに起こる(1回遭遇する)大地震 ⇒ 
建物の中にいる人の安全を守る(最初の大きな地震でとりあえずぺしゃんこにつぶれない。)


事を目標にする。コレが現在の耐震の考え方です。

ちなみに、1981年に法改正される前は、『中規模地震でとりあえず倒壊しないようにする』という考え方で、大規模地震(震度6強から7程度)に関しては記載がありませんでした。


■ 知っておくと"ものしり"「へ~!そうやったん」地震トリビア5つ

▼地震の大きさを言葉にするようになったのは明治17年から

最初は、人の感覚で「微、弱、強、烈」の4種類であらわされていました。

日本で組織的な震度観測が始まった明治17年(1884年)に報告の方法を定めた「地震報告心得」の第五条で「地震ノ強弱ヲ測ルハ微、弱、強、烈ノ四種ニ区別ス」と定めたのが、我が国に最初に定められた震度階級です。

出典:解説資料 長崎海洋気象台

▼そもそも震度計による観測が行われ始めたのは、最近になってから

4段階→7段階→8段階と数や呼び名が変わり、平成8年からは機械の震度計で10段階に表されるようになりました。


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出典:http://www.jma-net.go.jp/nagasaki-c/k_yoho/jishinkazan/jishin_gaikyou/2009/200907.pdf

▼ 人の感覚で計って大丈夫? 人間ってスゴイ!震度計とほぼ同じ

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地震計で計測する前は、人が体に感じる感覚で計っていました。

気象庁は、震度計に移行する際「人の感覚」と「震度計」とどれくらい違うのか調査しています。聞き取りで人の感覚と、震度計の震度の関係をグラフにしたところ、それほどかけ離れていないことが分かります。


▼震度に5と6に強弱がつくようになったのは、被害があまりに違ったから

1994年(平成6年)12月28日の三陸はるか沖地震や、1995年(平成7年)1月17日の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)などの大地震で、震度5や6の地域で被害の程度の幅が広かったことから


平成8年の震度階級改定により、震度5と6を「震度5弱」・「5強」・「6強」・「6弱」に分け、10段階で表示するようになりました。


参考:震度に関する検討について(2011)http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/kenshin/vol75p061.pdf

▼現在の所、どんな大きな地震が起こっても震度7が最大

現在のところ震度は7が最高でどんな大きな力の地震が起こったとしても、それ以上の震度としての数字はありません。震度7と表記されます。


■まとめ

地震のトリビアいかがだったでしょうか。長い目で見ると地震観測の歴史はまだまだ浅く、これからも起きる地震のデータを検証しながら、耐震や地震予測につながっていくと思われます。

日本の耐震技術は、世界的に見ても一流です。しかし、一般住宅ではコスト面の理由から、耐震化率の目標には達していません。

これからも大きな地震が来ることが予想されています。コスト面も考慮しながら、身を守る家。考えてみてはいかがでしょう。

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