蔵リフォーム|床暖房、断熱材でほっこり快適なお部屋に!裏側大公開
蔵の断熱リフォームを施工中、蔵というと暗くて物置といういうようなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、最近ではおしゃれなお店として利用したり、素敵な居室としてリフォームする方が増えてきています。
今回は、蔵をリフォームしてお部屋として快適に暮らすリフォームの裏側をご紹介します。
■ 蔵リフォームの裏側を大公開
▼寒い蔵で快適に暮らすための近代の技術を加える
蔵の壁は大変分厚いのですが、さらに壁面に隙間なく埋められた断熱材で外からの冷気を遮断します。お布団をかけてあげるイメージです。
床暖房がさらに下からの冷えに対応します。
▼窓際の施工
窓のサッシを埋める際は、蔵の壁を開ける際に出た土を保管し、再度練り直し再利用。
世界的に、今SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられていますが、昔の日本では当たり前のように行われてきた方法です。
ただ最近では、左官屋さんの高齢化により、土壁を塗れる方が減ってきているようです。
▼天井石膏ボードの張り方の裏技
屋根裏部屋の天井、パズルのように張られたボード。大工さん曰く、一直線に並べて貼らない理由は、継ぎ目をずらしてボードが割れたときに少しでも大きく割れないようにとのこと。
隙間を少し開けているのも、漆喰を塗るための工夫だそう。長年蔵を支えてきた梁と新しい白の漆喰のコントラストが見られる日が楽しみでです。
▼まとめ
歴史を重ね丁寧に作られた家は、思い出もたくさん重ねられ、それだけでも大変な価値があります。今回の蔵リフォームに限らず、家は様々な人が関わり作られていて、各職人さんがお客様の喜びのために、見えない工夫と努力しています。
手を加え、新たな一ページを紡いでいく建築物が増えることを願います。