知ってて損はない!古民家リフォーム「耐震補強」と「寒さ対策」を大公開!
築100年以上の古民家リフォーム中にお宝発見!の続きです。
これを最後まで読むことで、古民家リフォームの耐震補強方法と寒さ対策がわかります。「耐震補強」や「寒さ対策」は一例ですがご紹介します。
キレイに撤去されて梁と柱だけになりました。100年以上、どっしりとした梁と屋根を支えていた柱と基礎の強さに関心します。
見てください!!柱の下は平らな石なんです。ほとんど狂いもせず、しっかり支えています。
丁寧に土をはらって、特注の金物で固定します。そしてコンクリート基礎を打つため鉄筋を配置。
コンクリートを流し込みキレイにします。土だったところにコンクリートの基礎ができました。
続いては上。垂木にそれぞれ金物をつけて補強していきます。
その上から、構造用合板を張っていきます。面にすることで、地震の曲げやねじれの力に対抗し、ゆがみにくくしてくれます。
続いては、断熱材アイシネン。発泡性の断熱材です。吹き付けるとモコモコと雲のように面白いほど膨らみます。 土壁の上から吹いていきます。これで古民家特有の「寒さ」から守ってくれますね。
小屋丸太を塗装します。塗装に使ったキシラデコールは、木材保護に優れていて、防虫、防かび、防腐効果などがあります。歴史ある大事な梁を守ってくれます。
続いて 床組です。
ビスで柱に板を結合させます。
その後、補強プレートで105角(10.5mm角)の大引きを結合させていきます。ヒノキなのでいい香りがします。
防蟻処理(シロアリ)を行い、床下に断熱材(スタイロフォーム)を敷きます。
その上から床面を補強。ここでは24mmの構造用合板を敷き詰めています。 地震で床面が”ぐにゃっ”とねじれるのを防ぐため、面で強固にします。
続いて壁の補強。こちらも構造用合板を張って面を強くします。
天井裏に断熱材を入れ、外からの暑さ寒さの侵入を防ぎます。
小屋束を補強するため棟木を取り付けます。
さあここまでで、ほぼ下地は完成です。
後は床 壁建具を配置するだけです。後半は次回